斎 行 日 時 間  祭 典 名
6月 25日 午前10時  車の茅の輪くぐり
30日 午後4時30分  夏越しの大祓式 茅の輪くぐり


笠間稲荷神社では、6月晦日に斎行します夏越(なごし)の大祓式の一環として、「車の茅の輪くぐり」を、笠間市田町の佐白山麓笠間稲荷神社外苑駐車場で斎行します。
 この茅の輪くぐりは、半年間に知らず知らずの内に犯した罪やけがれを「茅の輪」をくぐり抜けることによって祓い清める神事です。進展する車社会に鑑み、交通安全と事故防止を願って直径6メートルに及ぶ日本一の茅の輪を、自家用車を始め、大型バス、工事車両、二輪車などが、茅の輪を8の字を描くように、左、右、左の順序にて3回くぐり、交通安全を祈願します。
 当日はハーレーダビッドソンの会が稲荷駐車場で茅の輪くぐりをした後、集まった数十台のハーレーが笠間稲荷神社の周りを豪快にパレードします。
 また交通安全教室の一環として、JAFよりシートベルトコンビンサーを借用し、実際の事故時の衝撃を体感できる催しを行います。



笠間稲荷神社では、毎年6月30日に「夏越しの大祓式 茅の輪くぐり」を斎行します。この大祓式は、飛鳥時代の大宝律令(701)によって国家的規模の行事として、毎年6月と12月の晦日に斎行されており、大祓により過去の罪やけがれを祓い清め、人間の本来の姿に立返り新しい生活の出発を祈る神事です。
 神事は紙で出来た人形(ひとがた)に、氏名、年齢、生年月日を書き込み、その人形で身体を撫で、息を三回ふきかけ人々の身代わりとして罪けがれを移し、我が国最古の祓いである「中臣祓」の式を以て執り行われ、参拝者は境内に設けられた「茅の輪」をくぐり、祓い清めます。人形は後に大海へ祓いさります。
 茅の輪の起源については、釈日本紀七の備後風土記逸文に、神代の昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が南海の方へお出になる途中、ある所でお泊りになろうとして土民の蘇民将来(そみんしょうらい)と巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に宿を求めました。弟の巨旦将来は裕福であったにもかかわらず、宿を拒んだのに対し、兄の蘇民将来は、貧しくても素盞鳴尊をお泊めし、粗末でありましたが精一杯おもてなしをしました。その後、年を経て素盞鳴尊はふたたび蘇民将来の家を訪れ「若し天下に悪病が流行した際には、ちがやをもって輪を作り、これを腰につけておれば免れるであろう」と教えました。この故事に基づき「蘇民将来」と書いて、これを門口に貼れば災いを免れるという信仰が生じ、祓いの神事に茅の輪を作って、これをくぐり越えるようになり、現在にいたっています。