日本三大稲荷に数えられる茨城県笠間市の笠間稲荷神社

奈良の正倉院を模した高床式平屋建の建物で、昭和56年(1981)3月に開館されました。付属の建物として収蔵庫・休憩所があります。
笠間焼が影響を受けた信楽をはじめ常滑・瀬戸・越前・丹波・備前の中世六古窯の古陶器を常設展示し、常陸が生んだ水墨画家雪村の作品、現代の代表的花鳥画家上村淳之の作品、香道具等を中心に収集されています。

陶器 : 丹波大壼(室町時代)、信楽大壼(室町時代)、常滑三筋壼(平安時代)、瀬戸印花文壼(鎌倉時代)、備前波状文壼(室町時代)、備前小壼(鎌倉時代)、笠間焼大甕(明治時代)、象裂大壼追憶(松井康成)、踊文器(和田守卑良)、永華磁牡丹文水差(板谷波山)
 
  信楽大壺(室町時代) 練上地象裂大壼 「追憶」
           (松井康成 作)
香道具: 十種香箱(吉野山)、四種盤(競馬香)、千鳥薪絵桑香道具、硯(椿螺鈿)
 
屏風 : 金山寺図(雪村)、桜柳歌合せ短冊(綱吉公拝領)、扇面散し図(木村武山)、水辺の四季(上村淳之)
 
  金山寺図屏風(雪村 作)
掛軸 : 破墨山水図(雪村)、山水(徳川綱吉)、青緑山水元黄之図(立原杏所)、瀧図(谷文晁)、神武天皇(木村武山)、お月さま(上村松園)、秋林雨後(菱田春草)
 
  破墨山水図(雪村 作) 伊邪那岐・伊邪那美命
           (木村武山 作)
額装 : 桂の井(中村不折)、胡錦鳥(上村松篁)、静雪(上村淳之)
 
  胡錦鳥(上村松篁 作) 桂の井(中村不折 作)

<常設展>

開館時間:午前9時〜午後4時30分(入館午後4時まで)
入館料   :一般 300円、大高生 200円、中小生 100円
20名以上は団体割引があります。 (一人50円引)

連絡先
〒309-1611 茨城県笠間市笠間1番地
Tel 0296-73-0001 Fax 0296-73-0002