令和6年
12月21日 | 午前9時 | 御火焚串炎上祭 |
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笠間稲荷神社では、12月21日冬至の日を卜して御火焚串炎上祭を執り行います。当神社の御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と申し、食物の神、いのちの根の神として古くから信仰を集めていまして、記紀神話等に語られる穀神の誕生と火とは切っても切れない関係にあり、稲荷神と火の信仰も不可分のものと言えます。
火は古来より神聖なものとされ、人々の心身に知らず知らずのうちに付く罪けがれを祓い清める力を持つものとして考えられてきました。
当神社では、毎年冬至の日に御火焚串炎上祭を斎行いたします。炎上祭にお焚き上げ供する御火焚串は木製の板に崇敬者自身が住所、氏名、願事などを記入し、神前に奉納したもので、火の霊力によって罪けがれを祓い願事の成就と除災招福を祈願します。
この日は時刻に神職が拝殿において修祓(おはらい)、献饌(神様にお食事をさしあげる)、祝詞奉上のあと、神前火焚の儀を行います。これは宮司が祝詞を奉上するなか、神職が忌火(神聖な火)を持って庭に出てきて、予め用意された稲藁に点火する儀式です。この儀式のあと、宮司以下神職や参列者は庭上に於いて、改めて修祓をし、火焚の儀を執り行います。この儀は、積み上げた御火焚串に点火し、「大祓詞」(おおはらえのことば)を全員で奉唱するもので、火が尽きるまで大祓詞を繰り返します。
12月28日 | 日中 | 鹿島祓 |
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新年を迎えるにあたり、毎年12月25日には「煤払い」の行事が行われ、神職及び巫女の手によって御本殿を始めとする建物や神苑が清められます。
煤払いでは青竹を用いて、高さ9メートルにも及ぶ御本殿の隅々が注意深く払い清められ、拝殿、楼門、廻廊なども順次祓清められていきます。
12月28日に鹿島祓の行事が当社に於いて行われるようになってから、すでに百数十年を経ており、現在の宮司家が鹿島神宮より笠間に迎えられた際に、鹿島神宮の祭式を当社にもたらした事に起源します。
鹿島祓に用いる祓具は十二節の青竹を用います。上部五節の枝のみを残して、他の枝及び葉を取り去り、枝をまげて長丸形とし、白紙を張り、朱墨で模様を描きます。竹の先端には山鳥の羽三本を挿します。
当日神職は装束を着け、巫女を従え御本殿を始め拝殿以下社務所各部屋に至るまで祓具を以って祓を修します。巫女はそれぞれの場所に於いて、奉書の上に塩を三ヶ所山に盛り、酒をそそいで祓を修します。
12月31日 | 午後4時30分 | 大祓式 |
大晦日には神事「師走の大祓・年越しの大祓」を行います。毎年6月の晦日と12月の大晦日に斎行され、我々が日常生活を営む中で、知らず知らずのうちに過ちを犯したり、けがれにふれたりすることがあります。これら様々な罪や汚れを人形(ひとがた)に移して祓い清め、大神様の御心にかなう、清く明るく正しい神ながらの人間本来の姿に立ち帰り、心身共に清らかになって新春を迎えていただくための神事です。
当社の大祓は、宮司家(姓は中臣鹿島連で鹿島神宮に代々仕え、明治初年に当社の宮司家となる)に伝わる我国最古の祓「中臣祓」の式を以て執り行います。
令和7年
1月1日 | 午後5時 | 歳旦祭 |
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-正月三が日で、近県はもとより全国各地から約81万人の善男善女が参拝に訪れます-
元旦の午前零時より数十万の参詣者とともに新年を祝うお祭りです。
境内は大晦日の夜から多数の参拝者がつめかけて元旦の朝を迎え、正月中は茨城県内の神社仏閣では最高の人出で大変賑わいます。
また、大晦日(12月31日)の夕刻より新年にかけて一年のお礼参りをし、午前0時を期して再び新年の参拝をする「二年参り」が盛んです。
拝殿内の新年御祈祷祭は、元旦の午前零時より1時間ごとに斎行いたしており、どなたでも自由に参拝することができます。
1月3日 | 午前8時 | 元始祭 |
「元始祭」(げんしさい)は1月3日、歳旦祭と同じく宮中三殿において行われる祭事で、神社に於いても同じ日に執り行います。「おおもとのまつり」ともいわれるこのお祭りは、その年の政治(まつりごと)を始めるに先立って行われる祭事です。
1月5日 | 午前10時 | 釿始祭 |
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「釿始祭」(ちょうなはじめさい)は「木造り始め」ともいわれ、釿とは手斧のことで、釿を以て用材を造り始める儀式です。当社に於いては、御祈祷者に授与する御神札を始め、交通安全・厄除・方位除など、お守り類を社内にて奉製しており、「釿始祭」はその御用材を始め、社殿の修復や、菊祭り会場作りなど、木工作業に関わる木造り始めの儀式として行っています。
工匠(宮大工)は侍鳥帽子、直垂(ひたたれ)姿で古式豊かに釿始を行います。
1月7日 | 午前8時 | 昭和天皇祭遙拝式 |
1月7日 | 午後3時 | 初甲子祭 |
1月10日 | 午後1時 | 初事比羅祭 |
1月14日 | 午前8時 | 尖閣諸島安全祈願祭 |
1月15日 | 午前10時 | 古札炎上祭 |
1月22日 | 午前11時 | 御本殿畳奉納奉告祭 |
1月25日 | 午前10時 | 初天神祭 |
1月28日 | 午後4時30分 | 旧大祓式 |
1月29日 | 午前8時 | 旧歳旦祭 |
2月2日 | 午後3時 午後7時 |
節分追儺式 |
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「節分」は冬の節から春の節に移る立春の前日の節分の日に行う悪疫退散・除災・招福の神事で、神社の行事としては室町時代中期より盛んに行われるようになりました。
当神社の「節分追儺式」は、拝殿に於いての祭典終了後、境内の特設撒豆台(拝殿前の特設舞台、高さ2.7m 広さ約26坪)に於いて、神職が古式に則り桃の弓・葦の矢・桃の杖で追儺式を行います。裃に木綿たすき姿に正装した約200人(1回目150人・2回目50人)の撒豆行事司(年男・年女)等の手により、撒豆台から宮司家伝統の秘法により調整された金銀福豆(御守護)と共に福銭等がまかれます。
また、当日地元商店会の協力により、お楽しみ福袋引換券もまかれ、年々その景品も豪華になってきています。境内は参拝者であふるるばかりの賑わいとなります。【撒豆時刻】午後4時頃、午後7時40分頃
※撒豆時刻が前後する場合がございますので、ご了承願います。
2月6日 | 午前7時30分 | 初午祭 |
初午祭は、新暦と旧暦の2月に行われる神事で、「事始め」「仕事始め」の日として大切にされています。この時期は厳冬から春に季節が移り変わり、陽気は一段と盛んになります。生気は躍動し、草木を始め万物が活動を始める時期です。その陽気が一番盛んになる2月の<午の日>が初午の日に当たります。古来より初午の頃から農家では五穀を始めさまざまな種を用意して、農作業が始められています。
一陽来復と全てのものの蘇り、そして作物の豊饒を願う神事が初午祭です。
稲荷の大神様は、生命の根源を司る「いのち」の根の神であり、古くから農業の守護神、商業、工業、殖産興業、交通安全、厄除、火防の神として広く崇敬されています。
「午」は動物の馬に通じ、馬は神の最も愛寵されたものとして、人々は馬を通じて神の霊威を感じ、午の日を神聖な日と考えるようになりました。方角では南、時間では昼の12時・正午を表し、陽気の盛んな事を示しています。
2月7日 | 午前8時 | 北方領土返還祈願祭 |
2月8日 | 午後1時 | 針供養祭 |
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衣食住は人間の生活の根本で、衣類を縫うにはどうしても針に頼らなければなりません。従って針の恵みを思い、針を大切にするのは自然の情であります。古くなった針を粗末にせず、一ヶ所に蓄えておいて2月8日に、針供養と称してこの日1日裁縫の仕事を休み、古くなった針を集め、淡島神社へ納めます。
笠間稲荷神社では境内の末社(本殿裏に鎮座)に裁縫上達、縁結び、安産の神様として信仰されている淡島明神が祀られております。当日は午後1時より拝殿にて針供養祭が行われ、用意された豆腐(こんにゃく、餅のところもある)に日頃使用している人たちが持参した古い裁縫針を刺し納めて神恩を感謝します。
2月11日 | 午前8時 | 紀元祭 |
2月14日 | 午前11時 | 祈年祭・初穂講大祭 |
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年の始めに当たり、穀物の豊作を祈るとともに国家の安泰を祈願するお祭りです。わが国の文化は稲作を中心とする農耕文化で、春に五穀の豊作を祈り、秋に豊作を神様に感謝するお祭りが行われてきました。
祈年祭は、「としごいのまつり」とも言い、「とし」は穀物のことを表しますので、穀物の豊作を祈る祭ということです。
笠間稲荷神社では2月14日に、この祈年祭にあわせて、秋の新嘗祭に豊作を感謝し、稲荷の大神様に奉納する初穂(=その年に収穫した穀物)をとりまとめる初穂講の世話人を招いて、豊作を祈る初穂講大祭を行います。
2月22日 | 午前8時 | 竹島返還祈願祭 |
2月23日 | 午前8時 | 天長祭 |
3月2日 | 午前7時30分 | 旧初午祭 |
3月2日 | 午前10時 | 絵馬祭・絵馬炎上祭 |
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絵馬祭は笠間稲荷神社の御縁日である旧暦の初午大祭に併せて行われ、絵馬に託された皆様の御祈願が成就いたしますよう祈念する神事です。当日は午後2時から青年会主催の絵馬行列が行われ、山車や狐の行列、おはやし等の賑やかな行列で氏子区域を廻り、事前に配付した絵馬を回収します。その後拝殿前に於いて絵馬炎上祭を斎行し、お焚きあげします。
絵馬祭にあわせて「絵馬コンクール」も開催されます。又、笠間焼陶芸家・石材店石工家達による全国的にも珍しい「陶板・石板絵馬展」も併せて開催されます。
3月20日 | 午前8時 | 春季皇霊祭 |